電子帳簿の適正記帳原則(GoBD)は決して新しいテーマではありません。しかし2026年、税務署の調査はかつてないほど厳格化しています。ここで不備があれば、帳簿の否認と推計課税のリスクを負うことになります。以下がそのチェックリストです。

GoBDが求めるもの

GoBDは、連邦財務省(BMF)通達(2019年11月28日付、最終改訂版)に基づき、電子帳簿・記録の作成方法を定めています。その6つの基本原則は次のとおりです。

  1. 追跡可能性・検証可能性:専門知識を有する第三者が、合理的な時間内に帳簿を検証できること。
  2. 真実性・網羅性・正確性:すべての取引を漏れなく記録すること。
  3. 明瞭性・一覧性:仕訳を理解可能な形で文書化すること。
  4. 適時の記帳:現金取引は毎日、その他の取引は10日以内に記帳すること。
  5. 秩序性・改ざん不能性:証憑は時系列で管理し、変更は追跡可能であること。
  6. 10年間の保存:税務関連書類はすべて保存すること。

コンプライアンス・チェックリスト

業務手順文書(Verfahrensdokumentation)

証憑の記録

現金管理(現金商売の業種の場合)

データバックアップと保存

ソフトウェア要件

実務で最も多い不備

業務手順文書がまったく存在しない(中小企業の90%)。証憑が体系的なアーカイブではなくOutlookに保管されている。総勘定元帳の記録にExcelが使われている。GoBD準拠が証明されていないソフトウェアが使用されている。

違反した場合の影響

税務署が帳簿の適正性を否認した場合、 AO(ドイツ租税通則法)第162条に基づく推計課税が行われ得ます。推計額は実際の数値を通常20〜40%上回り、大幅な追加税負担につながります。さらに遅延金が課され、極端な場合には刑事責任(AO第370条・脱税)に発展するおそれもあります。

TABAKのサポート内容

新規のお客様には、お使いのシステムと業務プロセスに基づいた業務手順文書を作成いたします。既存のお客様には、年1回のGoBDコンプライアンス・チェックを実施し、重大な不備があれば補完いたします。決して華やかな仕事ではありませんが、税務調査の際には、調査対応の報酬5,000€で済むか、推計課税による追徴50,000€を負うかの分かれ目となります。

Fatma Tabak, Steuerberaterin

Fatma Tabak

税理士(ノルトバーデン税理士会所属) · TABAK Consulting 創業者

企業経営者、投資家、ファミリービジネスに対する20年以上のアドバイザリー実績。税理士法上の独占業務は、パートナー事務所であるTABAK Steuerberatungが担当いたします。

事務所プロフィール

GoBDコンプライアンスを診断します。

貴社の帳簿のGoBD適合性を診断し、必要に応じて業務手順文書と改善プランをご提供いたします。

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