EUのNIS2指令により、サイバーセキュリティ基準の遵守を義務付けられる企業の範囲は、従来より大幅に拡大しました。ドイツにおける国内法化(NIS2-UmsuCG)の対象企業は推定30,000社。しかし該当企業の多くは、まだ対応に着手していないのが実情です。本稿では、そのロードマップをご紹介します。

対象となる企業

NIS2では、事業体を「 基幹(essential) および 重要(important) 」の2つに区分しています。基幹事業体に該当するのは、重要度の特に高いセクター(エネルギー、運輸、銀行、医療、デジタルインフラ)に属する大企業です。重要事業体には、これらに加えてその他のセクター(郵便、食品、化学、デジタルサービス事業者)に属する中規模企業が該当します。

基準値:

義務の全体像

1. リスクマネジメント措置(第21条)

2. 報告義務(第23条)

3. 経営陣の責任

経営陣は、サイバーセキュリティ対策を 承認 し、その実施を監督する義務を負います。経営陣には研修の受講義務があり、違反の際には個人としての責任が問われます。

制裁措置

違反の場合、基幹事業体には最大1,000万ユーロまたは全世界年間売上高の2%の過料が科されるおそれがあります。重要事業体の場合は700万ユーロまたは売上高の1.4%です。さらに、経営陣個人への制裁措置も加わります。

6ヶ月ロードマップ

第1ヶ月:該当性アセスメント

第2〜3ヶ月:ギャップ分析と基本方針

第4〜5ヶ月:中核対策の実施

第6ヶ月:文書化と監査

TABAKのサポート内容

NIS2の対象となるお客様には、 完全なNIS2パッケージをご用意しています:該当性確認、ギャップ分析、ロードマップ、技術的対策の実施、ISMS文書化。技術面の実装は、データセンターパートナーであるDAVINCIRechenzentrumと連携して進めます。標準的なプロジェクト期間は4〜6ヶ月、費用の目安は規模に応じて25,000〜80,000€です。

Fatma Tabak, Steuerberaterin

Fatma Tabak

税理士(ノルトバーデン税理士会所属) · TABAK Consulting 創業者

企業経営者、投資家、ファミリービジネスに対する20年以上のアドバイザリー実績。税理士法上の独占業務は、パートナー事務所であるTABAK Steuerberatungが担当いたします。

事務所プロフィール

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